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Apple の Magic keyboard を分解してみました。

先日、 スタッフが自宅で使っていた Apple のキーボードが故障したため会社で修理しようと試みましたが、手順を誤って元には戻せなくなるという悲劇が。

普通ならそのまま廃棄するのですが、 普段工業製品のデザインに関わっているスタッフ一同は、 この機会に構造を理解しておくことで役に立つ知識が身につくのでは?という話になり、 早速キーボードを分解してみることに。

ひとまず全ての部品をバラしてみましたが、 ネジはほぼ使われておらず面積の大きい部品は接着やカシメなどで組み立てられていたため、 これらの部品を剥がす際に金属製の部品は全て歪んでしまいました。
ネジを見せないデザインへのこだわりは勿論ですが、なにより組立時の位置決め精度の高さにも驚きます。

キーの裏側は電車の集電器で見られるパンタグラフが使われており、 四角いキーのどこを押しても反応するよう配慮されているようでした。
構造としては他にメンブレン、 メカニカル、 静電容量無接点方式などがあるようですが、このパンタグラフ方式は製造コストや使用感のバランスが良いため、最近のキーボードでは多く採用されているようです。

この構造を理解するため、キー部分のみですが寸法を計測して3D データを作成してみました。

キートップを押すとラバーカップとメンブレンスイッチが同時に押し下げられ、 基板と導通しているシートとメンブレンスイッチがシャーシ越しに接触することで “ON” になります。
指を話すとラバーカップが元のカタチに戻るため、 キーが押し上げられ接点が離れて “OFF” になる構造です。
シザース ( パンタグラフ ) があることでキートップの隅あたりを押しても平行を保ったまま沈み、ラバーカップの中央を確実に押すことができます。
試しにシザースを取ってキートップの隅を何度か押してみましたが、傾いて沈んでしまうためラバートップに力が伝わっていないような感触でした。

パンタグラフすごい。

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